早朝に見た夢とベスト8の壁
2018年7月3日、サッカー日本代表のロシアワールドカップでの戦いは、ベスト16という形で幕を引きました。
日本時間の3時キックオフという、応援する側にとってはつらい時間でしたが、多くの人が早起きをし、テレビをつけ、歓喜し、また悲鳴を上げ、落胆した…。そういう試合だったのではないかと思います。
試合内容については、ニュースを見ればわかることなので書くことはしませんが、「これはひょっとしたらひょっとするぞ…!」と、世界屈指の強豪であるベルギー相手にワクワクさせてもらえた試合であったのは間違いないと思います。
実際、日本が決めたゴールは、大会ベストゴールにノミネートされてもいいレベルのものでしたし、勝ちに行くという気持ちが表れていた非常に面白い試合でした。
しかし、現実は厳しい、一炊の夢といったところでしょうか。応援していた人全員が描いたベスト8という夢は、儚くも消え去ってしまいました。
試合後のインタビューで西野監督が語っていたように、ここから先の景色を見るためには、まだ足りないものがあり、越えなければいけない壁があるということ。でもそれは、前回、前々回の大会のときよりは確実に超えることができるところまで来ていると感じさせられる大会だったと思います。
選手層や試合中の采配などいろんな要素が考えられますが、ここから日本が夢を現実にしていくためには、この4年間をどう振り返り、この次の4年をどういったビジョンをもって進んでいくかにかかっています。
それをしっかり考えるためにも、この一戦を「よくがんばった!」「感動した!」ということで終わらせてしまうのではなく、足りなかったものを冷静に分析し、それを補うためにどういうことをしていくべきなのかということを、しっかりと突き詰めていくことが必要です。これは日本サッカー界だけでなく、応援する私たちにも必要なファンクショナルな視点だと思います。
エモーションを多分に揺さぶられた試合だっただけに忘れてしまいがちですが、ファンクション的な部分を意識して、今後の日本サッカーがどういった景色を見せてくれるのか、また4年後が楽しみになった今回のワールドカップでした。
とか言って、冷静なふりして書いていますが、
めちゃくちゃくやしい!!!
勝ってほしかった!!!
試合後のインタビューとか泣いちゃうわこんなん!!!!
とひとりもがく早朝なのでした、、、。